弱者が強者に勝利するためのストーリーブランディング戦略を解説!

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群馬俊貴

『全ての個人が個人で稼げる時代を作りたい』をモットーに情報発信中。20歳で林家一門に弟子入りし、25歳でGReeeeNやAdoの所属事務所からスカウトされる。

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大手に勝ちたくて悩んでない?

  • どうしたら無名でも勝てるのか
  • 小さな会社を有名にするには
  • 競合が強くて勝てないと感じる

今回は、川上徹也さんの著書「星ヶ岡のチンパンジー」(発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン)で解決していきます!

こんな人におすすめ!
  • どうしたら無名でも大手に勝てるか悩んでいる
  • 小さな会社が大企業に勝つ戦略を知りたい
  • ライバルが強すぎて自分には勝てないと感じる

3分程度でサクッと読めるので、ぜひ最後までご覧ください!

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ストーリーブランディングは弱者の戦略

本書の前半で描かれている小説の部分では、主人公キエが営む「ヤサボノ」を扱う飲食店と、大手洋食レストランとの戦いが描かれています。

主人公キエが、大手レストランに勝つために最終的に見つけたのは、個人が大手に勝つためのストーリーブランディングでした。

個人や中小企業が大手企業に勝つためには、ストーリーを加えることが大切であり、今回はストーリーブランディングを簡単に説明していきます。

ブランディングの基本

ブランディングとは、名前を聞いただけで特別な感情がわく存在であり、「商品の質・言葉・ビジュアル」の3要素で構成されています。

  • 商品の質…性能、スペック、価格
  • 言葉…ネーミング、キャッチフレーズ
  • ビジュアル…デザイン、キャラクター、広告

例えば、飲食店であれば味や素材、お店や料理の名前、宣伝方法など、ターゲットとするユーザーが求めているニーズを満たすことが大切です。

上記の3要素は、ブランディングを考える上で基本的要素であり、大手でも個人でも大切なブランディング戦略です。

ストーリーを加える

個人や大手に限らずブランディングは必要不可欠ですが、現代では商品の質や価格で競争するべきではありません。

なぜなら、資金力が大手に劣る個人や中小企業では、商品の質や宣伝では差別化するのが難しく、資金がある大手の方が有利だからです。

そこで必要になるのが、個人など資金力が小さな中小企業が実践すべきなのは、大手にはない独自のストーリーを加えるストーリーブランディング戦略となります。

奇跡のりんごの例

本書では、ストーリーブランディングの例として、木村秋則さん無農薬・無施肥のりんごがご紹介されています。

  • 普通のりんご
  • 見た目は悪いが栄養がある甘いりんご
  • 無農薬無肥料栽培を8年かけて、長年の極貧生活を乗り越えて試行錯誤の末に実現したりんご

どれが一番魅力的であるかというと、最後の木村さんのりんごであり、ユーザーの感動のツボを抑えることで魅力的なストーリーを作ることができます。

感動のツボを押さえて

個人や中小企業がストーリーブランディングを実践するにあたり、人の感情を動かす3要素「欠落・目標・乗り越え」が必要であり、奇跡のりんごの例で例えていきます。

  • 欠落…長年の極貧生活
  • 目標…世界初の無農薬無肥料栽培
  • 乗り越え…8年の歳月をかけて試行錯誤

主人公が欠落している要素、なんてしてもやりとげる目標、葛藤などを乗り越えるなどの3要素が加わることにより、感動のツボを押さえることが大切です。

ストーリーブランディングは必須?

本書では、個人や中小企業が大手に勝つためには、ストーリーブランディングが大切だと説明さていました。

それでは、個人や中小企業が事業で成功するにあたって、必ずしもストーリーブランディングは必要なのか?また、ストーリーブランディングの3つのストーリーの事例を考察していきます。

個人は質で勝負しがち

なぜ、大手に勝つためにはストーリーブランディングが必要かというと、個人の飲食店などは、商品の質、すなわち味で勝負しがちだからです。

現代では、どの飲食店でもある程度の味は保証されていて、素材や人件費など、資金力がある大手に勝つ可能性は低いです。

例えば、大手の定食屋でも個人の定食屋でも、「豚の生姜焼き定食」や「サバの味噌煮定食」は定番メニューとなっていて、多少の違いはありますが食べられない料理はでてきません。

商品の質で勝負できない以上は、ストーリーを加えて差別化する方が、価格競争や質で勝負するよりも効率が良いのです。

志+差別化+エピソード

ストーリーブランディングは、主に3つのストーリーから考える必要があります。

  • …心に決めた信念
  • 差別化…他では真似できない部分
  • エピソード…志と差別化とリンクしたエピソード

それでは、もっと分かりやすく「大手スーパーに負けない八百屋」に落とし込んで考えていきます。

  • …主婦が集うコミュニティー
  • 差別化…店の野菜で作ったレシピをプレゼント
  • エピソード…主婦たちが考えたレシピを共有しあうコミュニティー

この様に、理念とする店の目的を考えて、自分の店でしかできないことを加えて、2つを組み合わせたエピソードで、独自のストーリーを作り出すことができます。

まとめ

今回ご紹介した書籍
大手に勝つメソッド!

個人や中小企業が大企業に勝利するためには、ストーリーブランディング戦略が必要です。

まとめると、

  • 大手に勝つためにはストーリーが大切
  • 「欠落・目標・乗り越え」の3要素が大切
  • 志+差別化+エピソードでストーリーを作る

以上3つで誰にも負けない独自のストーリーを作り上げてみてください。

最後までご覧いただき感謝です!

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