
ブランディングについて悩んでない?
- 自分の商品のブランディングに悩んでいる
- 歴史からブランディングを学びたい
- ブランディングに興味あるけど難しそう

今回は、安藤優一郎さんの著書『徳川将軍家のブランド戦略』(新人物往来社)で解決していきます!
- 自分で販売している商品のブランディングを考えたい
- 過去を学ぶことで歴史からブランディングを学びたい
- ブランディングについて興味あるけど難しそう

3分程度でサクッと読めるので、ぜひ最後までご覧ください!
徳川将軍家のブランディング術
現在、自分自身で何らかの商品を販売している方々の悩みとして、どうやってブランド価値を高めていけば良いのかという問題を抱える方も多いです。
かつて江戸時代、江戸の人口は3000万人いましたが、徳川将軍の顔を知っている者は1000人いたかどうか分からない程度です。
そんな江戸時代に活躍した徳川将軍のブランディング戦略について解説していきます。
素顔を明かさない
江戸時代には、なんと諸大名ですら将軍の顔を見たことありませんでした。諸大名は、月の1日、15日、月末に将軍と対面する機会こそありますが、将軍の前で顔を上げることは許されていなかったのです。
将軍は普段の生活を江戸城内の中奥と呼ばれる場所で生活をしていますが、中奥へは将軍の次に権力を有する老中でさえ入ることはできませんでした。
会社で例えると、部長や次長などの管理職ですら社長の顔を見ることができない状況であり、会社外の人間であれば見ることなど絶対にできません。
年に数回は江戸城外にでますが、民衆たちは将軍の前で土下座を強要されていたため、ほぼ誰も顔を知る者は存在しませんでした。
限定的に見れる
基本的に江戸城内の中へ入れるのは、大名や幕臣、商人などですが、江戸っ子は限定的に将軍の顔を見ることができました。
将軍自身に慶事があると祝儀として能が行われ、大名と共に江戸っ子の現物が許可され、江戸城に招待されたのです。
このように、限定的に見れるからこそ価値はより高まります。例えば、ゴールデンボンバーの樽美酒研二さんは、いつも白塗りでミステリアスですが、ブログなどで限定的に素顔を公開することで価値がより高まります。
限定的に見れる機会を作ることで、将軍と民衆に一体感が生まれれることで、徳川将軍の価値はより高まるのです。
情報公開のタイミング
徳川将軍は江戸1番のスター的な存在であり、江戸の人々は顔を見たがっていたため、幕府は情報がもれないよう厳重に管理していました。
書物は厳重に管理され、徳川の政治に関する書籍や、徳川家について書かれている書籍などは得に厳しく管理されました。
私は、音楽活動していた2019年2月頃、GReeeeNの所属事務所からスカウトされた際のエピソードと通ずる部分もあります。
スカウトしていただいたGReeeeNの担当マネージャーは、素顔が流出するのを徹底的に防ぎ、GReeeeNのブランドを高めていたそうです。
徳川将軍家は、自身の情報を徹底的に管理することでブランド価値を高め、現在も使われるブランディングを生み出していました。
なぜミステリアスに惹かれる?
本書では、かつて江戸幕府の徳川将軍家の素性を明かさないことにより、神格化するブランディング戦略をとっていたと説明されていました。
たしかに、素性が分からないことにより、民衆たちの興味関心を集めることで価値は高まると考えられますが、人はなぜミステリアスな部分に惹かれるのか?について考察していきます。
未知のことに興味を抱く
私は、人がミステリアスな部分に惹かれる理由は、想像だけでイメージを作り上げてしまうからだと考えています。
人は知らないことに対して恐怖をいだきやすく、逆に知っていることに関しては安心してしまうことから、知らないことに対しては何かしら理由を付けて安心したがるのです。
ジェットコースターは怖いという理由から、人生で1度も乗ったことがない人も多いかもしれません。乗った時の感覚が分からないから怖いのであり、乗った時のイメージを何らかの過去と結びつけてイメージ上だけで理解しようとしてしまいます。
このように、人は知らないことに対しては自然と興味関心を抱き、理解しようと想像の中でイメージするため、ミステリアスに惹かれると考えています。
ミッキーマウスの中の人
ディスニーランドのミッキーマウスの着ぐるみの中を考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
「どうせ、おじさんでしょ?」と勝手なイメージで安心したがる人も多いですが、実際はオリエンタルランドが情報をもらさないように徹底的に管理しています。
実際、着ぐるみの規定は150センチ程度が多く、ミッキーマウスも同じくらいだと予想でき、中の人は女性か子供だと推察することができます。ヒントこそ与えて、限定的に公開していきますが真実を隠すことにより神格化することができるのです。
勝手なイメージを抱くからこそ、ミステリアス性は高めるべきであり、勝手なイメージが作られる前に、限定的に情報を公開してイメージさせることが大切です。
まとめ
本書を読んだ感想としては、ブランディングが学びたいけど難しそうで敬遠している方におすすめで、誰もが知る徳川将軍家から楽しくブランディングを学べます!
本書を読むだけで、徳川将軍家はミステリアス性を極めたブランディング術を学ぶことができます。
まとめると、
- 素性を明かさず関心を集める
- 限定的にネタバラシ
- 情報公開しても真実は隠す
以上の3点を仕事や副業などに活かしてみてください!

最後までご覧いただき感謝です!
コメント