コーチングスキルを高めるには?失敗する権利を発行で自発性を促す

coachingマネジメント
群馬俊貴

『全ての個人が個人で稼げる時代を作りたい』をモットーに情報発信中。20歳で林家一門に弟子入りし、25歳でGReeeeNやAdoの所属事務所からスカウトされる。

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今回は、鈴木義幸さんの著書「新コーチングが人を活かす(ディスカヴァー・トゥエンティワン)」の書評だヨ

「コーチングをベースとしたコミュニケーションで未来と主体的な人を作る」でお馴染みの群馬俊貴です!

こんな人におすすめ!
  • 部下の人材育成に困っている
  • スポーツコーチとしてマネジメントしている
  • 子供との関係性を深めたい

最後までサクッと読めますので、ぜひ最後までご覧くださいっ!

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主体性を作る3つのサポート

多くの方々がコーチングで悩むポイントが、いくらクライアントに「行動してくださいね」といっても、それではコーチ自身が主体となってしまうため、クライアントが行動することはありません。

あくまでもコーチングの役割とは、クライアントを徹底的にサポートして、クライアント自身が主体的となって行動することが必須です。

クライアントが主体的となって行動するのに必要な3つのサポートは以下の通りです。

  • 失敗する権利を発行
  • クローズド・クエスチョン
  • ファイアー

失敗する権利を発行

日本では失敗について良いイメージが無く、失敗を避けてしまいますが、「失敗しても良い」という権利を発行することで、クライアントが行動しやすい様にサポートします。

例えば、アメリカ人のお母さんはヒヤヒヤするくらい、子供を自由に外で遊ばせますが、失敗は成長するために必ず必要であると考えているからです。

失敗に対して寛容ではない日本だからこそ、「失敗しても良い」という概念を持たせられるようにサポートすることが大切です。

クローズド・クエスチョン

クローズド・クエスチョンとは、「閉じた質問」であり、イエスかノーで答えられる質問を積極的に混ぜていくことが必要になります。

  • オープン・クエスチョン…5W1H(いつ、何処で、誰、なに、何故、どの様に)詳しく質問
  • クローズド・クエスチョン…イエスかノーでしか答えられない本質をついた質問

例えば、将来の夢を見つけたいクライアントの場合、「何に興味があるか?」「得意なことは何か?」など考えてしまう質問ではなく、「本当に将来の夢を見つけたいのか?」などイエスかノーでしか答えられない質問で決意を確かめることが重要です。

本書では、3回中1回くらいの割合でクローズド・クエスチョンを織り交ぜて質問していくと有効だと説明されています。

ファイアー

ファイアーとは、クライアントに対してストレートな行動のリクエストによって、実際に行動させることです。

人が行動を決める際のワクワク感や「神聖な空気」が流れたら成功で、「よしやるぞ!」と言わせるように最後の一押しが重要になります。

ファイアーのコツは、「必ずやってくださいね」とストレートに真剣な声でお願いすることで、行動をおこさせることです。

考察&感想

本書では、コーチングの役割とはクライアントと一緒に答えを探していくことが説明されていて、「失敗する権利・クローズドクエスチョン・ファイアー」によって行動を起こさせることがわかりました。

疑問点として、「行動を起こすのにコーチングは必要なのか?」という疑問をベースに、私自身の仮説を考えていきます。

コーチングが必要な人とは

コーチングが必要な人とは、ストレートに言うと「自分から行動できない人」であり、自分から行動できる人はコーチングが無くても積極的に行動することができます。

例えば、テレビ番組の企画で、TVタレントがバンジージャンプを飛ぶ企画がありますが、「飛べる人」と「飛べない人」がいます。

飛べる人は、自分自身にクローズド・クエスチョンによって意思決定をしてファイアーによって行動を起こすことができますが、飛べな人の場合は、オープンクエスチョンで詳しく自問自答するあまり行動することができなくなると考えました。

この様に、自分から最初の一歩を踏み出せる人はコーチングが必要無く、他人に背中を押してもらわないと飛べない人はコーチングが必要だということです。

最初の一歩を踏み出す勇気

私自身、過去に芸能マネージャーを目指したり、落語家、シンガーソングライターなど、様々な夢を目指し来てました。

芸能マネージャーでは上京して専門学校に入ったり、落語家に弟子入りしたり、シンガーソングライターとしてGReeeeNの所属事務所からスカウトされたり、夢を成し遂げるための第一歩を踏み込んできました。

この体験から分かるように、自らファイアーできる人はコーチングを使わなくても行動ができて、自ら迷って行動出来ない人はコーチングを利用すべきなのです。

まとめ

今回ご紹介した書籍
コーチングを学ぶ

主体性を作る3つのポイントは、

  • 失敗する権利を発行する
  • クローズド・クエスチョンで決意させる
  • ファイアーで行動させる

上記のポイントは、他人をコーチングしたり、自ら行動するために重要になります。

自らが自らをコーチングすることにより行動できる人もいるので、まずは「失敗してもいい」と言い聞かせることが第一ステップです。

最初の一歩を踏み出す勇気があれば、何でもチャレンジすることができます。

本書はコーチングの基本から学べるため、スッと頭の中に入って来るので、パラパラとスムーズに短時間で読書することができます。

コーチングに興味がある人や、中々行動することが出来ない人は、ぜひ手にとって読んでみてください!

最後までご覧いただき感謝ですっ!

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