ライバルは仲間?「3S分析」で競合と勝負しないマーケティング戦略

Competitorマーケティング
群馬俊貴

『全ての個人が個人で稼げる時代を作りたい』をモットーに情報発信中。20歳で林家一門に弟子入りし、25歳でGReeeeNやAdoの所属事務所からスカウトされる。

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ライバルを気にしすぎて悩んでない?

  • ライバルに勝ちたいと思っている
  • ライバルとの差別化に悩んでいる
  • 自分の弱みを克服してライバルに勝ちたい

今回は、水瀬まいさんの著書「戦わないマーケティング」(発行:Kindle出版)で解決していきます!

こんな人におすすめ!
  • ライバルとの勝ち負けにこだわっている
  • ライバルとの差別化に一生懸命になっている
  • 自分の弱みを改善してライバルに勝ちたい

3分程度でサクッと読めるので、ぜひ最後までごらんください!

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「3S分析」で勝負しない戦略

マーケティングの基礎として、3つのCから成り立つ3C分析というものがあります。

  • カンパニー(自社)…自社ができること
  • コンペティター(競合)…他者ができること
  • カスタマー(顧客)…お客様が求めていること

初心者の人が陥りやすいのは、上記の3C全てで成功しようとしてしまうことであり、競合を意識しすぎるあまり疲弊してしまいます。

競合との差別化への焦りから安易に意思決定するのではなく、自分ができないことは他者へ任せる戦略が大切になり、「3S分析」が重要になります。

Self(自分自身)

差別化する上で考えがちなのが「事業内容やサービス」ですが、機能面で他者と差別化することは難しい時代になりつつあります。

競争が激化することで、どの企業の商品も一定の質が保証されているだけでなく、無料で提供されることもあります。

お客様が商品を購入する際に重要視するポイントは、応援や共感といった「感情」です。

これからはキャラクターで商品が選ばれる時代のため、自分の性格を把握した上で、作り手の性格を商品に反映させることが大切です。

Supporter(サポーター)

「競合には勝たなくては」と意気込む方は多いですが、競合は「共に課題を解決する仲間」だと思い込むことが重要です。

自分でビジネスを立ち上げたとした場合、同じ業種の競合でも自社ではできないことや、できるけど面倒なことは存在します。

なぜなら、同じ商品を扱っていたとしても、ターゲットとなるお客様は地域、年齢、属性によって異なるからです。

競合のことをよく分かっていないという方も、「面倒な事はすべて他者に押し付ける!」と思い込むことで、競合と戦わずに商品を売ることができます。

Sharer(共有者)

ビジネスは、売り手が買い手に商品を売って、対価としてお金をいただくのが基本ですが、支払いが一方通行では違和感があります。

例えば、オンライコミュニティーの普及により、「〇〇さんの手伝いをしながら成長できる」という理由から、お金を支払って労働する方が増えてきました。

上記の例は、お金の流れが逆流していますが、価値があるからこそ「対価を支払ってでも経験したい」というニーズが生まれるのです。

お金が循環している起点となることができれば、ビジネスの共有者を増やし続けることができます。

競合と被らないためには?

本書では、自分が取り組みたいことのみに集中して取り組み、「やりたくないことや面倒なことは競合に押し付けて良い」ということが説明されています。

疑問点として、自分が得意とするジャンルに競合がいた場合はどうすれば良いのか?また、競合は本当に仲間と呼べるのか?の2点について掘り下げて考察していきます。

得意な事に競合がいたら?

それでは、自分と得意なことが同じライバルがいた場合、勝たなければいけないのでしょうか?

音楽で例えた場合、アイドル、ロックバンド、ボーカロイドなど、大きなカテゴリーでは必ず競合は存在します。

本書では、関連性の低い3つのキーワードを組み合わせることで、唯一無二の商品が作り出せると説明されています。

「女々しくて」で有名となったゴールデンボンバーは、V系ロックバンドというカテゴリーですが、「バンド✕エアー✕コメディ」と複数の要素を掛け合わしてオリジナリティーを作り出しています。

自分が得意とするジャンルで競合がいた場合は、3つのキーワードを組み合わせてオリジナル商品を作る必要があります。

競合は仲間なのか?

競合は自分の代わりに多く人の悩みを解決してくれる仲間であることを説明してきましたが、果たして仲間と呼べるのでしょうか?

牛丼チェーンで例えた場合、販売する商品である「牛丼」に関していえば、お客様からすれば違いは全く感じられません。

それでは、牛丼チェーンがどうやって商品以外で差別化しているかというと「ブランディング」だと考えています。

「今日は吉野家の気分だな」など、他の牛丼チェーンにも同様の理由が存在しているため、同じ商品を扱っていてもキャラクターで差別化することで、仲間として助け合いながら市場を盛り上げているのです。

3S分析のセルフを意識して、「吉野家が作る牛丼だから買う」「松屋が作る牛丼だから買う」といったように、キャラクターを商品に落とし込むことが重要だと思います。

まとめ

今回ご紹介した書籍
オリジナルが見つかる!

競合他社を意識せずに自分の商品の価値を高めるためには3S分析が重要です。

  • セルフ…自分自身のキャラクターを売る
  • サポーター…競合は自分を補ってくれている
  • シェアラー…共有者を集める

「競合に勝たなくては」と頭を悩ませて疲弊している起業家やクリエイターの皆様、ぜひ本書の「3S分析」を取り入れて実践してみてください。

最後までご覧いただき感謝です!

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