株式投資について悩んでない?
- 売買するタイミングが分からない
- 何を基準に判断すれば良いか分からない
- 損失ばかりでうまくいっていない
今回は、加谷珪一さんの著書『億万長者への道は経済学に書いてある』(クロスメディア・パブリッシング)で解決していきます!
3分程度サクッと読めるので、ぜひ最後までご覧ください!
GDPが上がると株価も上がる
株式投資を始めてみたけど、株を購入したら株価が下落してしまったり、売買のタイミングが掴めなくて悩んでいる方も多いです。
本書は、経済を学ぶことにより、株式投資で儲かる確率を上げて、GDPが株価に与える影響や金利や物価について解説していきます。
GDPの3要素
GDPは、消費、投資、政府支出の3要素で成り立っています。
- 消費…国民が稼いだ割合の一部を消費
- 投資…国民の貯金が銀行を通して企業に融資される
- 政府支出…国民から徴収した税金で消費や投資を行う
本当の豊かさとは、上記の3要素が活発化することによりモノやサービスが増えて豊かになるため、国民はどんどん消費して経済を発展させることが大切です。
消費を通して日本の企業に投資を行うことで、企業の業績が良くなり株価が上昇し、賃金が上がり、やがて消費も上昇することで株価はさらに上昇します。
GDPが上がるためには消費、投資、政府支出のどれか1つが上がることが必須であり、GDPが上がる前段階で株式投資を行うことが大切です。
GDP増加のタイミング
GDPは、消費と投資の水準によって決まり、金利が下がるとGDPは増加します。
金利が下がるということは、企業は銀行からお金を借りやすくなるため、設備投資などを活発に行うことができるのです。
国民は所得の一部を消費に回しますが、投資が増えてGDPが決まってしまえば消費は自動的に決まります。
GDPは投資の水準によって上下が決まるため、金利が下がってきたタイミングで株式投資を行うことが重要です。
物価とGDP
経済は需要と供給で成り立っているため、物価がGDPに与える影響は大きいです。
物価が下がるとGDPが増えます。貨幣の価値が上がりモノの需要が増え、貯金する人が増えて消費も活発化するからです。
物価が上がるとGDPは減ります。貨幣の価値が下がりモノの需要が減り、貯金をせずに買い溜めなどの購買行動を行うからです。
物価が下がると金利が下がり、企業への投資が増えることでGDPが上がることから、物価が上がる前に株式投資を行うことが重要となります。
実際問題どこに投資すべきなのか?
本書では、物価や金利など経済を学ぶことにより、どんな投資商品をどのタイミングで購入すべきか判断することができると説明されてきました。
たしかに、現在では著名人やインフルエンサーの意見などを参考にして投資を行う方々も多いですが、実際にはどんな投資商品に投資すべきなのか?米国株ブームを元に考察していきます。
米国株ブーム
近年、厚切りジェイソンさんや中田敦彦さんなど、インフルエンサーの方々の発言も相まって、米国株ブームが訪れました。
しかし、リーマンショック以降は、右肩上がりに成長してきた米国経済ですが、利上げの影響により株価は下落トレンドに突入してしまいました。
本書では、相場には寿命があり貿易による影響も多いと説明されているため、右肩上がりの相場が寿命に達したため下落してしまった可能性が高いです。
経済について少しでも知識を増やすことで失敗を避けることができ、自分が納得できる投資商品に対して投資をおこなうことが大切です。
インカムゲインを狙う
自分が納得できる投資商品を見つけて、ベストタイミングで投資を行うためには、株価が下がるまで現金で待機することが重要だと考えています。
自分が「ここなら買っても良い」と納得できる株価で購入し、値上がり益の関係がないインカムゲインを重視した株式銘柄を購入することが大切です。
例えば、株主優待のある銘柄や、配当金が多く分配される銘柄など、長期投資のモチベーションが高まる株式銘柄がおすすめとなります。
経済が不安的な時は、銘柄や株価をリサーチしながら現金で待機し、長期投資に向いているETFなどで長期に渡って積み立てることが大切です。
まとめ
本書は、経済学について学び、株式投資において売買するタイミングを見極めたい方々におすすめとなります。また、金利や物価など、経済について興味がある方にも読んでいただきたい1冊です。
本書を読むだけで、金利や物価を知れば株式投資のタイミングが見えてくるということが学べます!
まとめると、
- GDPが上がれば株価も上がる
- 金利が下がるとGDPが上がる
- 物価と金利が基準となる
以上の3点を株式投資の売買で活かしてみてください。
最後までご覧いただき感謝です!
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