ブロックチェーン技術ってなに?ビットコインの仕組みを解説!

Bitcoin-blockchainファイナンス
群馬俊貴

『全ての個人が個人で稼げる時代を作りたい』をモットーに情報発信中。20歳で林家一門に弟子入りし、25歳でGReeeeNやAdoの所属事務所からスカウトされる。

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仮想通貨について悩んでない?

  • 仮想通貨について興味がある
  • ブロックチェーン技術がわからない
  • 電子マネーと仮想通貨の違いは何?

今回は、大塚雄介さんの著書「いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン」(発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン)を書評します!

こんな人におすすめ!
  • 仮想通貨の基本知識を学びたい
  • ブロックチェーン技術について興味がある
  • 電子マネーと仮想通貨の違いがわからない

3分程度でサクッと読めるので、ぜひ最後までご覧ください!

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ビットコインとブロックチェーン技術

まず、ビットコインとは、ブロックチェーンという技術によって作り出されたバーチャル上の通貨です。デジタルセキュリティーに守られ、国に属さず皆で運営する「暗号・国際的・民主的」の要素がある複雑な仕組みであり、暗号資産とも呼ばれます。

取引所のアプリを落として本人確認の登録を済ますだけで、誰でも簡単にスタートすることができるのも特徴的です。

ビットコインは、将来的に法定通貨に変わる国際的なデジタル通貨となる可能性があります。

ビットコインとブロックチェーン

ビットコイン

ビットコインは、バーチャル上のデジタル通貨であり、皆で運用する分散型通貨のため、銀行が発行する現金と違い、全てバーチャルで作られて保有します。

電子マネーの単位は「円」でありICカードやおサイフケータイなど物理的な決済手段が多いのに対して、ビットコインの単位は「BTC」であり非物理的で全てをバーチャル上で保有する違いがあります。

最も近いのはゲーム内通貨ですが、ゲーム内通貨は開発元の企業が運営管理していて、譲渡や売買が禁止されていますが、仮想通貨の場合はブロックチェーン技術によって取引所が管理しているため自由に売買することができます。

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、数千個の取引記録をまとめたブロックを皆で承認して、複数のブロックを1本のチェーンの様に共有することで管理しあっています。

例えば、「AさんがBさんへ10BTC送金しました」という記録が残り、世界中で24時間365日行われている取引の記録をリアルタイムで更新しています。

2017年1月の時点で、ブロックの総数は約45万個であり、約45万個のブロックが1本のチェーンとなって管理されています。

仮想通貨の種類

仮想通貨はビットコインだけでなく、他にも種類がたくさんあり、ブロックチェーン技術を活用することにより仮想通貨を新たに作ることができます。

本書で紹介されている仮想通貨を3つ紹介します。

  • リップル…ビットコインの欠点である「決済に時間がかかる」などを改善した仮想通貨で、発行上限枚数が決まっていて新規生成はできません。
  • イーサリアム…ヴィタリック・ブテリンによって開発されたプラットフォームであり、プラットフォーム内で使用される通貨が「イーサ」で新規発行は可能です。
  • ファクトム…2015年にアメリカで開発された電子データを保管・記録する分散型プラットフォームです。2020年4月に資金不足により解散されて現在は停滞中。

この様に、仮想通貨にはそれぞれに役割があり、ビットコインの役割は「他の通貨との架け橋」であり、ビットコインを介して様々な仮想通貨を購入することができます。

ブロックチェーンの技術は、仮想通貨だけでなく、将来的には電気や水道の利用状況を測定したり追跡したり、カーシェアリングなどにも活用できる可能性もあります。

考察&感想

本書の目的は、ビットコインやブロックチェーンについての基礎知識を学ぶことであり、円やドルなどの法定通貨との違いや、電子マネーとの違いをわかりやすく解説することです。

実際に読んだ結果として、ブロックチェーンは複数の取引記録からなる複数のブロックを1本のチェーンとなって管理する仕組みであり、ビットコインはそのブロックチェーン技術を活用することで生まれた分散型通貨であることが学べました。

また、仮想通貨に最も近いのは、ゲーム内のポイントで、企業が運営しているか、仮想通貨の取引所が運営しているかの違いということに驚きました。

個人情報は保護されるのか?

たしかにブロックチェーンの技術によって管理はされているが、口座そのものに不正ログインされたり、ハッキングされたりといったリスクは少なからず存在するのではないかと疑問に感じました。

例えば、口座にログインするためのパスワードを設定していない状態でiPhoneを落としたりなくしたりした場合、拾った第三者に勝手にログインされてしまうリスクがあります。

二段階認証なども設定できるが、iPhoneへ自動ログインの設定がされている場合など注意が必要です。

2018年1月には、コインチェックで扱っているネムがハッキングされるコインチェック事件がおきており、580億円の被害となり、個人情報が漏洩するリスクも実際に起こりえます。

今後の課題として、今後のさらなるセキュリティーの強化や、IDやPWを忘れてしまった場合の対応や補償制度を見直さないと通貨としては成り立たないと感じました。

初心者におすすめの本!

本書は、仮想通貨やブロックチェーンについて0から学びたい方に大変おすすめで、実際に私自身も知識0の状態から読んだ結果、基礎知識を学ぶことができました。

法定通貨や電子マネー、クレジットカード、ゲーム内通貨との違いがわかりやすく説明されていて、個人的には、仮想通貨がゲーム内通貨と似ていることに驚きました。

本書は、ある程度仮想通貨について知識が少しでもある方にとっては物足りなさを感じるため、「ブロックチェーンや仮想通貨について何もわからない」という初心者向けの書籍となります。

本書を読むだけで、社会人が知っておくべきビットコインやブロックチェーンの基本知識が学べます。

まとめ

今回ご紹介した書籍
社会人なら知っておくべき

ビットコインとは、ブロックチェーン技術で作られたバーチャルの通貨であり、「暗号・国際的・民主的」のような複雑な仕組みで管理されていて暗号資産とも呼ばれます。

ブロックチェーンとは、数千個の取引記録をまとめた複数のブロックを、1本のチェーンを共有して管理し合う仕組みです。

仮想通貨に最も近いのはゲーム内のポイントであり、現在ではブロックチェーンの仕組みを利用した仮想通貨ゲームも登場しています。

仮想通貨はビットコインだけでなく以下のような仮想通貨もあります。

  • リップル
  • イーサリアム
  • ファクトム

仮想通貨には、それぞれの役割があり、ビットコインの役割は「他の通貨との架け橋」という特性があります。

皆さんも、仮想通貨やブロックチェーンの基本知識を学び、将来的に発展するデジタル社会への準備をしておきましょう!

最後までご覧いただき感謝です!

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