損切りできなくて悩んでない?
- 株式投資の損失で気が休まらない
- 損切りをしたいけどできない
- 投資を始めて損失を抱えてしまった
今回は、ペンネームK.K.さんの著書「含み益はどこに消えた?株式投資のメンタル」を書評します!
3分程度でサクッと読めるので、ぜひ最後までごらんください!
損切りは「新しい銘柄」との出会い
いざ株式投資を始めたとしても、購入した途端に価格が下がり、「売ったほうが良いのかな...。」不安に感じる方も多いです。
本書を読むことで、「なぜ損切りができないのか?」という原因と、損切りを惜しまずに新しい銘柄を見つける考え方が学べます。
なぜ損切りできない?
長期保有していると株式銘柄に対して愛着が湧いてしまうため、自分の銘柄にしがみつきたくなるため損切りすることができません。
例えば、含み益の300万円がみるみると減っていった場合、周りに相談することも恥ずかしいと感じてしまい、売り注文で損を確定させることに恐怖に感じてしまいます。
恐怖を乗り越えた先にあるのは、トレンドを読む力を身につけることであり、ドレンドを読むことができれば「新しい銘柄」と出会うことができるのです。
新しい銘柄を見つける
損切りして新しい銘柄と出会うためには、2つの恐怖を乗り越える必要があります。
- 恐怖1:何が起こるかわからない恐怖
- 恐怖2:株価が暴落してしまうのではないか
以上2つの恐怖を乗り越えることによって、市場を読んでトレンドの変化をいち早く察知して、新しい銘柄を購入するハードルを下げることができるのです。
「株価があがらないんじゃないか?」や「新しい銘柄なんて見つからないんじゃないか?」など、色々な不安材料が新しい銘柄探しを邪魔してしまいます。
恐怖を乗り越えて損切りして、新しい銘柄を探すことを楽しむことにより、従来の考え方を捨てて進路を変えることができるのです。
いち早く変化に気づく
損切りする際には、早めに見切りをつけて前進することで、新しい銘柄と出会うことができます。
著者の例として、市場を調べていた際に、業績は上出来で株価は割安の大化け銘柄と出会い、購入後は逆指値を設定していつでも損切りできる状態にしたという経験が語られています。
大きな変化の波の乗るためには、小さな変化に気付いて、新しい銘柄と共に前進し続けることが重要です。
長期投資に損切りは必要?
本書では、損切りしないと新しい銘柄と出会えないため、変化にいち早く気付いて新しい銘柄と出会うことが大切だと説明されています。
本書の説明は、短期的な株式投資に特化した内容だと推測できますが、長期的な株式投資の場合はどうやって損切りと向き合うべきなのか?を考察していきます。
長期投資はインカムゲイン
私は、長期投資において特別な理由が無い限り損切りは必要がないと考えています。
長期投資は、配当金や株主優待などインカムゲインを目的としている場合も多く、企業の業績はよほどのことが無い限り変化がありません。
値上がり益のキャピタルゲインを狙った長期投資の場合や、業績が急激に悪化した際には、損切りラインは決めておくべきだと考えています。
インカムゲイン狙いの場合、株価が下がっても配当金や株主優待はもらえるため、暴落時には損切りも検討するべきです。
損切りの基準とは?
それでは長期投資において、暴落時以外の損切りすべき基準はどのように決めれば良いのか考えていきます。
例えば、「株主優待や配当金が楽しみで買った!」という場合、改悪によってリターンが少なくなって「保有したくなくなった」という場合には損切りを検討してもよいかもしれません。
長期投資においては売らない株を購入することが大切だと考えていて、業績が悪くなったりリターンが少なくなった場合には損切りすることをおすすめします。
まとめ
本書は、スペンサー・ジョンソンの著書「チーズはどこへ消えた?」で損失の危機を脱したため、その実体験を元に書かれていて損切りの大切さがわかります。
本書を読むことで、損切りを惜しまずに「新しい銘柄」を見つける重要性というのが学べます。
まとめると、
- 損切りの恐怖を乗り越える
- 新しい銘柄を探す
- 変化に気付いて市場を読む
以上の3点を株式投資において落とし込んでみてください!
最後までご覧いただき感謝です!
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