バランス・スコアカード「4つの視点」で人的資本を高められる訳

human-capitalファイナンス

今回は、家田憲二さんの著書「Cafeで会計の話をしよう」の書評だヨ

「バランス・スコアカードで人的資本は向上し続ける」でお馴染みの群馬俊貴です!

こんな人におすすめ!
  • チームの「ヤル気」を高めたい
  • 見えない会計で企業を分析したい
  • チームとしての成果を出したい

3分でサクッと読めますので、ぜひ最後までご覧ください!

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バランス・スコアカードで人的資本を高める

会社の利益は、貸借対照表や損益計算書といった財務書類だけでは判断することができません。

人材は決算書には書かれていない「目に見えない無形資産」であり非財務情報です。

例えば、せっかく会社を牽引してくれる人材に成長したのにも関わらず、思わぬタイミングで辞めてしまっては無形資産である人的資本は低下し続けてしまいます。

人的資本を高めるのに必要なのがバランス・スコアカードであり、4つの視点について解説していきます。

バランス・スコアカードの手順

バランス・スコアカードとは、1990年初めアメリカで開発された管理会計(社内のための会計)であり、社員が「やりがい」を持って働くための人事戦略です。

バランス・スコアカードの手順は以下の3つです。

  1. 作戦の地図を描く…顧客満足度、従業員満足度を高めて仕組みを作る
  2. 地図を数値化する…作戦の地図で最も重要な手順を数値化する
  3. 目標達成のための行動…チームではなく個人が目標を立てて実行していく

例えば、5人組バンドを結成した場合、ファンが求めている音楽を自分たちが楽しみながら作曲できる作戦の地図を描きます。多くのファンへ音楽を届けるために最も重要なのは宣伝であり、1ヶ月にチラシを何枚配るかなど具体的な数値を決めます。

それぞれのメンバー1人1人が自分自身で目標を決めて、実行に移していくことが重要です。

「作戦の地図」を描く4つの視点

バランス・スコアカードの手順1である「作戦の地図」を描くためには4つの視点が必要です。

  1. 財務の視点…給料は会社の利益から支払われることを理解する
  2. 顧客の視点…お客様の悩みを解消する方法を考える
  3. プロセスの視点…顧客満足度に直結しない非付加価値活動を辞める
  4. 人材成長の視点…お客様の立場で考えて仕事の本質を理解する

決算書に書かれているのは、①財務の視点のみである様に、目に見えない無形資産の方が圧倒的に重要なのです。

バランス・スコアカードを取り入れることで、目に見えない無形資産を知ることで、社員が自らの意思でお客様が満足する目標設定や行動ができるようになります。

人的資本は会社の財産であり、無形資産である人的資本は決算書では判断することができません。

考察&感想

本書の目的は、決算書には書かれていない人的資本という無形資産が大切だということです。

人的資本を向上させるためには、バランススコアカードを取り入れ、社員1人1人のヤル気を出させて企業の人的資本を向上させることが重要です。

社員を洗脳しているのではないか?

バランス・スコアカードで社員のヤル気をださせることは、社員をマインドコントロールして会社に依存させてしまう原因になってしまうのではないかと疑問に感じました。

企業が一生守ってくれるのであれば問題は無いですが、そうでは無い場合、社員を束縛して無理やり「やりがい」をださせるのはおかしいと思います。

社員のマインドを変えるというよりも、社員が元々持っているスキルをどう活かすかが重要であり、そもそも「お客様の気持ちが分からない」という社員を雇用すべきではありません。

今後の課題として、企業の無形資産よりも、社員自身のスキルという無形資産を構築するべきだとかんげています。

会計を別の角度から見る

会計学の本と聞くと、数字が苦手な人は敬遠してしまいますが、本書では会計学を別の角度から見ることで企業の本質を知ることができます。

サラリーマンやアーティストにはもちろん、起業家など新しくビジネスに挑戦したい方にもおすすめで、行き詰まったときに何度も読み返したくなる本です。

タイトルにこそ「会計」と付いているが、内容は組織戦略人事戦略といったマネジメントについて書かれているため、ビジネス全般的に学ぶことができます。

会計を学びたいけど、決算書を読むとかは難しい方々にぜひ手にとって読んで見てほしい1冊です。

まとめ

今回ご紹介した書籍
見えない会計が学べる!

会社の利益を見るためには、決算書類だけではなく、無形資産である人的資本など非財務情報が重要です。

人的資本を高めるためには、バランス・カードという人事戦略を取り入れることが大切で、まずは「作戦の地図」で顧客と従業員の満足度を高める仕組みを作る必要があります。

作戦の地図を考える上で大切なのは、以下の「4つの視点」です。

  1. 財務の視点
  2. 顧客の視点
  3. プロセスの視点
  4. 人材成長の視点

会計学に少しでも興味がある方は、ぜひ最初の1冊として読んデキるビジネスマンを目指しちゃいましょう!

最後までご覧いただき感謝です!

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