
今回は、吉角裕一郎さんの著書「まだない仕事で稼ぐ方法(発行:ワニプラス)」の書評だヨ

「まだない仕事で稼ぐには四次元ポケットを使いこなす」でお馴染みの群馬俊貴です!
- 先見の明を鍛えたい
- 新しいビジネスアイデアを考えたい
- 将来の夢が見つからなくて困っている
ドラえもんの秘密道具は商品化している
ドラえもんの秘密道具は全部で2000個程度と言われていて、商品化されている秘密道具は100個程度もあり、全体の5%もの割合を占めています。
今後も、商品化され続けて200個程度は実現するのではないかというのが著者である吉角裕一郎さんの見解です。
- インスタントミニチュア製造カメラ→3Dプリンター
- 近道マップ→グーグルマップなどの地図アプリ
- ほんやくこんにゃく→グーグル翻訳、ポケトーク
インスタントミニチュア製造カメラ
アニメ版ドラえもんの第一話である「ゆめの町、ノビタランド」で活躍した、インスタントミニチュア製造カメラは、撮影すると被写体の形や素材を完全再現した物がミニチュアとなって現れる秘密道具です。
現代で一番近いものは3Dプリンターで、素材まで完全再現することはできませんが、形は完全に再現できるため医療の分野でも注目されています。
将来的には、形だけでなく素材もミニチュアで完全再現するなど、よりインスタントミニチュア製造カメラに近づくことが予想できます。
近道マップ
近道マップとは、使用するだけで目的地までの近道を教えてくれる秘密道具です。
現代では、皆さんが当たり前の様に使用しているナビゲーションアプリ、グーグルマップやiPhone純正の地図アプリは、まさに現代の近道マップと言えます。
近道だけではなく、交通手段や駅のホーム番号なども表示されていて、秘密道具以上のパフォーマンスを発揮しています。
ほんやくこんにゃく
ほんやくこんにゃくは、食べるとどんな国の言葉も聞いたり話したりすることができる秘密道具です。
グーグル翻訳は、英文など海外の言葉で書かれたウェブサイトでも、瞬時に日本語へ変換してくれる優れものです。
また、世界中で使える翻訳機「ポケトーク」は、ボタンを押しながら話すだけで簡単に翻訳することができるため、まさに現代の「ほんやくこんにゃく」であり、海外の方と気軽話すことができるアイテムです。
新しいアイデアを作る方法
新しいビジネスアイデアを考える上で、「お金がない・時間がない・環境が整ってない」はNGワードであり、今の時代には時代遅れな言い訳です。
「こんなこといいな〜♪」から始まるドラえもんの歌の様に、ビジネスアイデアを考えるのに難しいプロセスは一切必要ありません。
- 古い物+古い物を2で割ってみる
- 既存ビジネスを掛け合わせる
- AIを使いこなす力を鍛える
古い物+古い物を2で割る
ビジネスとは、「困っている人を助けた対価としてお金を得る」という、極めてシンプルな取引です。
既に存在するビジネスを足してみたり、足したものを2で割ってみたりしながら、様々な角度から分析するのも新しいビジネスアイデアを考えるコツです。
ビジネスアイデアは、全く0の状態から考えるのではなく、既に存在するビジネスにヒントが隠されています。
既存ビジネスを掛け合わせる
既存ビジネス同士を掛け合わせるのも、有効な手段の1つです。
例えば、InstagramというSNSはリリースした当初、画像を加工するだけのアプリでしたが、「SNS疲れ」して困っていた人に向けて、画像加工アプリ✕SNSを掛け合わせた成功例となります。
画像加工アプリ単体では勝負できなくても、流行りのテクノロジーを掛け合わせることによって、時代を変える新たなビジネスアイデアを生み出すことができます。
AIを使いこなす力
将来、地球はAIによって支配されてしまうと恐ろしい憶測がありますが、本来AIというのは人間が持つ力を最大限に拡張してくれる相棒的な存在です。
「暗記パン」のエピソードを紹介すると、前半でのび太はテストで100点を取れたり友達に知識を披露したり絶好調ですが、後半ではトイレで覚えたことを全て忘れてしまいました。
のび太はドラえもんの秘密道具を使いこなせない=AIを使いこなせない代表例であり、これからの時代はAIを使いこなす力と共に、テクノロジーを活かしたビジネスが主流となります。
まとめ
ビジネスアイデアというのは、全く新しいビジネスを作るのではなく、既存ビジネスを掛け合わせたり、足して2で割ったりしながら見つることができます。
- 最新のテクノロジーを理解する
- 実際に使用してみる
- 既存テクノロジーで何ができるか考える
上記の流れに沿ってビジネスアイデアを考えることで、まだ実現していないドラえもんの秘密道具を商品化させるヒントが見つかるかもしれません。
現代に必要な考え方は、「ドラえもんの秘密道具を商品化したい」という妄想力です。
ドラえもんでさえ誰かが開発した秘密道具、いわゆるテクノロジーを使って、のび太を助けていました。
今ある最新のテクノロジーを把握して、あなただけの「ノビタランド」を建設してみてください。

最後までご覧いただき感謝です!
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