川沿いに大量発生する虫の正体は「ユスリカ」蚊ではないの?

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群馬俊貴

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こんにちは、群馬俊貴です!
今回は春先に大量発生する虫について書きます!

暖かくなってきた春先の川沿いに大量発生する虫をみかけたことがある方は多くいらっしゃると思います。

虫の群れの中に顔が入ってしまい、ついイライラしてしまう方もいらっしゃると思います。その虫の外見は、私達の血を吸血する蚊ととても似ていますが、蚊の仲間なのでしょうか?

私も度々目にしていますが、一体どんな種類の虫なのか気になっていましたので、今回は詳しく調べてみましたので、記事として書いていきます。

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大量の虫の正体は「ユスリカ」

大量の虫の正体は「ユスリカ」という虫で、アカイエカという蚊と瓜二つの姿をしています。

では、一体どこが違うのかというと、アカイエカは吸血するのに対してユスリカは全く吸血しないという点で、血を吸うか吸わないかという分かりやすい違いがあります。蚊の雌は産卵する時期に吸血をするのですが、ユスリカはなんと吸血そのものを行いません。

吸血しないのならどうやって食事をするのかというと、ユスリカは生まれながらに口が発達しておらず、餌そのものを食べることが出来ないため、わずか数日で命を落としてしまいます。

「ユスリカ」と「蚊」は全く違う生き物

ユスリカと蚊の違いは吸血をするかしないかということを上記でも説明してきましたが、決定的な違いがあります。

一般的な蚊はハエ目カ科に属しておりますが、ユスリカはハエ目ユスリカ科に属しています。

そのため、吸血をするかしないかだけでなく、そもそも全く違う生き物であることが分かります。

「ユスリカ」と「蚊」の見分け方

全く別の虫であることは分かりましたが、止まっている時の外見から見分けることが出来ます。

ユスリカは長い前足を前に伸ばして止まるのに対して、アカイエカは長い後ろ足を伸ばして止まります。

また、ユスリカは明るい電気が大好きで、街の街灯などで大量発生していたらユスリカである可能性があります。

なぜ川沿いに大量発生してしまうのか?

では一体なぜ川沿いに大量発生してしまうのでしょうか。

それは、ユスリカの生態系にあります。

「ユスリカ」の生息地は川や湖

ユスリカの生息地は川や湖で、その他にも公園や玄関の前など、さまざまな場所に生息しています。基本的には、川の近くに生息しているため川沿いに大量発生してしまいます。

なぜ大量に発生してしまうのかというと、子孫を残すためです。

大量のユスリカの群れは、1つの群れで多いと数100匹で構成されています。群れになっているユスリカはほとんどが雄のため、単独で行動している雌にアピールをしています。ユスリカの雌が大量の雄の群れに飛び込むことで、有利に限定された雄と子孫を残します。

川沿いで大量に群れていると、私達人間としてはうっとうしく感じてしまうかも知れませんが、ユスリカ達にとっては生命を存続させるための行動なので、見守ってあげることが大切です。

川沿いのユスリカの群れは、衣服や髪の毛に付きそうでついイライラしてしまいますよね・・。

「ユスリカ」は人間に害を与えません!

見た目が蚊に似ていることから、本能的にも近い形で毛嫌いしてしまうかもしれませんが、ユスリカは蚊とは全く別の生き物です。

ユスリカの群れに顔でダイブしてしまう時もあるかもしれませんが、そうなりそうな時は手で軽く払いのけるなど手段はいくらでもあります。

ユスリカは吸血もしないので、人間に対して害悪は一切ないので、暖かく見守ってあげましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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