【体験談】落語家へ弟子入りした私が考察する「年功序列は時代遅れ」

エクスペリエンス

「日本の古き悪き年功序列」でお馴染みの群馬俊貴です!

今回のテーマは「年功序列は時代遅れ」だヨ

日本の古き悪き風習として、年配が偉いシステムである「年功序列」が未だに衰えること無く機能しています。

現在の日本は少子高齢化社会であり、年功序列でいうところの年配者の割合が圧倒的に多くなっています。

上下関係で悩んでいませんか?「生まれてくるのが数年早いだけで偉そうな態度。実力があるのに評価されない。年下の上司や年上の部下で接し方が分からない。」

仕事上での上限関係は厳しく、実力で評価されるよりも年齢が上であることが重要視されており、若い会社員にとっては「いくら頑張っても評価されない職場」となります。

評価されない職場で働いている場合、モチベーションの低下により仕事意欲が下がるのも避けられません。

体験談

私は、20歳の時に落語家へ弟子入りして約1年間の修行経験があります。日本の伝統文化である落語業界の上下関係を、約1年間の修行期間を経て体験しました。

日本の伝統芸能である落語から経験した、「上下関係」から導き出した結論やメリット、デメリットを説明していきます。

この記事で分かること

・年功序列による上下関係は時代遅れ

・弟子入りして体験した「上下関係」

・意識的に好循環を作り出す

詳しくはスクロール!

スポンサーリンク

「年功序列は時代遅れ」を考察

私が過去に落語家へ弟子入りした経験から、「上下関係は時代遅れ」という結論に辿り着きました。

年功序列とは、勤続年数などから評価して昇格や昇給を行う人事制度で、一般的には仕事が出来なくても長く勤めれば自動的に評価されるシステムのことを言います。

落語家で例えると、大学で落語研究会でどんなに優秀で実力を付けようと、師匠へ弟子入りすればピラミッドの最下層からスタートして時が経つのをジッと我慢しなければなりません。

落語研究会やその他の影響力で既に100人の集客ができる落語家見習いよりも、人気がなく数人の集客をする真打ちクラスの落語家の方が偉いという訳です。

会社で例えてしまうと、5人分の仕事を効率よくこなす期待の新人と、何も仕事せずサボってばかりの窓際族上司は、窓際族上司の方が偉いのです。

年功序列のメリット

年功序列のメリットは

  • 帰属意識を高める
  • 新人教育の効率化
  • 評価基準の確実性

以上の3つ存在すると考えます。

帰属意識を高める

愛社精神を高めて帰属意識を高めることで、ピラミッドの最上部を安定させることが出来ます。

役職者の雇用を維持することで、会社が大きく傾かずに安定を保つことが出来ます。

新人教育の効率化

ベテランと新人といったように、上と下の立場がハッキリと区別されているため、どんなに仕事が出来ない上司でも仕事が出来る新人に教えやすい環境下にあります。

マニュアル化しているため、出来る新人と出来ない新人が全く同じ様に教育されるため、出来る新人が活躍する場面や機会はありません。

評価基準の確実性

評価の基準が年齢であるため、昇格や昇給などといったような評価の基準を設定しやすいです。

成果主義の場合は、部署や業務ごとに評価しなければならないため、どこにどれだけの評価を設定すれば良いか曖昧になってしまいます。

年功序列のデメリット

年功序列のデメリットは

  • 生産性の低下
  • 人件費が無駄
  • 離職率の増加

以上の3つが存在すると考えます。

生産性の低下

仕事に役立つスキルを自発的に身につけて実力を伸ばしても評価対象にならないため、社員のモチベーションは低下します。

社員1人1人のモチベ―ションが下がれば、職場全体がサボることになり、社員の生産性は著しく低下します。

人件費が無駄

勤続年数により昇格や昇給を判断するため、仕事が出来ない上司ほど人件費が高くなります。

成果主義の場合は人件費と売上は相対的に伸びますが、年功序列の場合は無駄な人件費が売上の壁となってしまっている場合がほとんどです。

離職率の増加

実力で評価されない新人は、年功序列の上にいる上司の席が空くのを待ち続ける以外にありません。

成果主義であれば、出来る新人はすぐに評価されて役職に付く場合が多いため、新人のやる気や達成感から離職率は下がります。

年功序列の場合は「いくら頑張っても努力が評価されない」ため、役職の席が空かない限り役職に就くことが出来ないので必然的に離職率は高くなり悪循環となります。

弟子入りして体験した「上下関係」

私が過去に、落語家へ弟子入りした時に経験した「上下関係」について実体験として説明していきます。

落語家の弟子と聞くと、漠然として大変そうなイメージがあると思います。

私が弟子入りして大変だと感じたことは、落語の稽古や着物たたみ方といった技術面ではなく、落語業界の日本の古き悪き上下関係でした。

落語家の弟子入りで大変だったその他のことは、【体験談】落語家の弟子は厳しい?見習い弟子で大変なこと5選!で紹介しています。

落語家の弟子時代に体験した上下関係として

  • 師匠方との会話は禁止
  • 師匠からの奢りは対価
  • 師匠が残した料理は完食

以上の3つに絞って説明していきます。

師匠方との会話は禁止

基本的に、寄席や落語界の楽屋裏で、他の師匠方と会話するだけで怒られます。

師匠から怒られた内容は「常識がないと思われるから師匠から話してはいけないと言われている」と言えとのことで、私は実際に楽屋裏で気軽に会話した結果怒られました。

他の師匠から「出身地はどこなの?」と聞かれて答えただけなのにも関わらず、上記の様に異世界の様な出来事が日常的に起きます。

質問されて返事を返しただけなのに、上下関係が分からない非常識なやつというレッテルを貼られてしまいます。

個性が重要である落語家の弟子でさえ個性を潰されてしまい、新人の実力を伸ばすことよりも年功序列で勤続年数が長いものが評価することが重要となります。

一般社会ではなおさら個性は潰されます…。

師匠からの奢りは対価

一般的な上下関係とは違い、師弟関係で弟子に当たる立場は「奢られて当然」の身分であり、師匠の立場は「奢って当然」です。

飲食店が奢ってもらう場合、会計時にはドアの外で待機して、会計を終えた師匠が出てきたら「ご馳走様でした!」と元気にお礼を言うのが基本です。

前座で寄席入りしていればまだしも、落語家の前座見習い弟子に給料が支給されることはないため、奢られる事が対価であると言えます。

一般社会で例えたら生粋の社畜で、新人で仕事が出来ないからといって上司の奢りが給料では退職者が続出してしまいます。

前座見習い弟子である若手落語家が育たずにすぐに辞めてしまう原因でもあります。

私も1年ほどで辞めました!

師匠が残した料理は完食

落語家見習い弟子は、いわば師匠の付き人と同等なため、師匠が外出する際にはどこでも付いていくことになります。

師匠がご結婚されている場合は、師匠、師匠の妻、兄弟子など、身内で居酒屋に行くことも多々あります。

落語家見習い弟子が居酒屋で行う業務は、「料理の注文、ドリンクの注文、テーブルの上を常に整理する、中途半端に残った料理を片付けてお皿を空にする」などです。

例えば、師匠が容赦なく注文した料理の8人前分が残ったとしても、残った料理は全て見習い弟子である自分が完食して、テーブルをキレイにしなければなりません。空いた皿やグラスを片付けるように、店員さんを呼ぶのも自分自身です。

極端に言うと、残った料理は嘔吐しでも完食しなければなりません。

落語の世界に限らず、一般社会でも上司の顔を伺って料理やドリンクを注文しなければなりません。

流石に残った料理は完食しなくて良いですがw

意識的に好循環を作り出す

上下関係は人間社会を生きる上で避けては通れない道であり、誰しも1人だけでは生きていくことは不可能です。

上司の悩みを解決することは難しいですが、自分が上司となった時に部下への接し方を改善していくことで会社全体の上下関係を変えていくことが出来ます。

上下関係が厳しい会社だからといって、自分が部下に理不尽な上下関係を遂行してもいいルールなど存在しません。

謙虚な姿勢を大切にする

新人が入社して自分が先輩の立場になってしまうと、「上司から味わった苦しみと同じ目に合わせたい」と考えてしまったり、古株感を演出して先輩風をふかしてしまいます。

「自分も入社した頃は右も左も分からなかった」と謙虚な姿勢で新人と向き合うことが出来れば、新人も萎縮することなく疑問点や課題を自ら積極的に見つける余裕が生まれます。

先輩という肩書に頼って自分を大きく見せるのは気持ちの良いものではありませんし、何より新人のモチベーションを下げてしまいます。

言い換えると、理不尽な上下関係は新人が成長する機会の邪魔しかしていないことにより、会社の人件費売上に影響を及ぼします。

新人に同じ事を繰り返さない

自分が上司から理不尽な事で怒られた過去がある場合、新人に同じ過ちを繰り返してはいけません。

「自分がされて嫌なことは他人にしない」という大前提に基づいて、自分が上下関係で嫌な思いをしたのであれば、新人に同じことを繰り返さない意識が必要になります。

誰しも「教える立場」になってしまうと、自分が偉くなったような気分に陥りがちですが、そこをグッとこらえて自分が新人だった頃を思い出すことが重要です。

上司に奢られた分だけ後輩に奢る

社会人ともなれば、上司と居酒屋に行き奢られますが、上司に奢られた数だけ後輩に恩返しをしましょう。

嫌な上司といえども奢ってくれた事実はとても素敵な事だと思いますので、新人が入社して後輩と居酒屋に行く時もあるかと思いますが、無理のない程度で奢ることで恩返しする必要があります。

上下関係において、悪い所を改善して良い所を維持して好循環させていくことで、日本の古き悪き上下関係を改善していくことが出来ます。

退職も1つの選択肢である

年功序列の会社に勤めていて、上司から理不尽に怒られて、精神的にも苦しい場合には退職することも1つの重要な選択肢です。

現在では、直接自分で退職を上司に伝えなくても、「退職代行サービス」を利用して気軽に退職することが出来ます。

退職代行サービスとは、弁護士や顧問弁護士が代理人となり、雇用先の企業に退職を伝えてくれるサービスで、貸与品の返却や必要な書類の郵送の交渉もしてくれます。

退職代行サービスについての詳細は→【おすすめ】私も当日退職できました!「退職代行サービス」の一覧の記事で説明していますので是非ご覧ください。

退職は甘えでなく新たな挑戦の始まりです!

まとめ

上下関係について、落語家見習い弟子の体験だから考察してみましたがいかがでしたか。

今回の記事をまとめると

  • 年功序列の上下関係は時代遅れ
  • 上司の悩みは落語業界でも存在する
  • 好循環を意識的に作り出す

以上の3点が重要になります。

年功序列での評価は、会社の判断基準として楽である場合が多いですが、逆に言えば「いくら頑張っても評価されない」です。

上司の悩みは基本的にはどこの業界でも存在し、私が体験した落語の世界でも上下関係は存在していました。

新人が入社してきた際は、「自分が味わった苦しみと同じ目に合わしたい」と感情的になるのではなく、同じ過ちを繰り返さないことで改善する必要があります。

どうしても上下関係の改善が見込めない場合には、退職をすることも1つの重要な選択肢です。

最後までご覧いただき感謝です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました