
今回は小檜山美由紀さんの著書「普通の主婦が起業する本」の書評だヨ

「夫と子供にイライラする主婦は起業するだけで幸せになれる」でお馴染みの群馬俊貴です!
- 値段を気にして買い物してしまう
- 自分も子供も生活を楽しめていない
- イライラして子供に八つ当たりしてしまう
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主婦の起業に対する5つの誤解
「起業は難しい」「簡単には成功できない」そんな固定観念を持っている方が多いですが、5つの誤解が起業を難しくイメージしてしまう原因だと当書の著者は述べています。
著者も起業をする前は時給900円の一般的な主婦でしたが、以下の誤解を解消して起業を成功させることができました。
- 大企業の社長であるイメージ
- 失敗したらホームレス
- 楽しい事でしか起業できない
- 超エリートしか成功できない
- パートで働く方が税金が得
誤解①大企業の社長であるイメージ
起業して社長になると聞くと、「社長室で足を組んで偉そうにしているイメージ」が強く、自分に社長は向いていないと誤解している方が多いです。
ビジネスの基本は、人の悩みを解決して対価をいただくことであり、社員を何人も従える大企業でなくても、従業員が自分一人だけの会社でも社長だということです。
困っている人の悩みを解決することに特化して、対価として売上をいただくという、ビジネスは隙間時間がある主婦に最適と言えます。
誤解②失敗したらホームレス
起業して失敗したら「ホームレスになってしまうのだろうか」と漠然とした誤解がありますが、現代では低リスク、またはリスク0で起業することができます。
例えば、脱サラして「銀行から1千万円を融資してもらってラーメン屋を開業」で失敗したらリスクが大きいですが、現代ではインターネットで起業すればリスクがありません。
スマホやPCとインターネット環境さえ整っていれば、低リスクでネットビジネスを始められるため、目の前に転がってるメリットを拾わないのは損だということです。
誤解③楽しい事でしか起業できない
「テニスが上手いからプロのテニス選手になる」「音楽の才能があるからミュージシャンを目指す」という様に、好きなことでしか起業しなければいけないルールはありません。
自分が持つスキルや得意なことをベースにして、「話すのが少しだけ上手い」という具合に、他人より少しだけ得意なことで起業したほうが成功確率は上がります。
「好きなことで生きていく」のではなく、誰でも持っている「起業の種」を開花させて、困っている人を助ければ立派なビジネスです。
誤解④超エリートしか成功できない
「エリート大学へ進学して有名な大企業へ就職して、キャリアを積んで30歳中頃になったら脱サラしてフリーランスとして成功する」というイメージは非現実的です。
著者も起業する前は時給900円の一般的な主婦であり、臆病で消極的な人の方が起業に向いていると著者は述べています。
理由は、消極的であればあるほど冷静かつ慎重に物事を遂行できるからであり、自分に自身が持てない人の方が起業に向いているということです。
誤解⑤パートで働く方が税金が得
夫の社会保険の扶養に入ると、103万の壁や106万の壁と言われる様に、一定額まで稼いでも税金がかからない制度があります。
多くの主婦は扶養控除を利用してパートの給料を得ることから、悩むポイントは「起業するよりもパートの方がお得なんじゃない?」という疑問。
子供が成長するにあたり大きな教育費用が必要になり、扶養控除だけでは裕福な生活をすることができないため、起業して大きく稼ぐに越したことはありません。
起業する上で必要な3つの作り方
起業する上で必要なのが「集客」「商品」「顧客」の3つであり、起業する前段階の準備として、どの様な集客方法でどんな商品を販売して、どうやってファンを喜ばせていくか。
逆に、この3つの作り方さえマスターしてしまえば、どんなビジネスでも成功を収めることができるということでもあります。
「集客」づくり
「集客」とは、ブログやSNSなど自分のメディアから情報発信をすることで、「共感」を得ることです。
ハンドメイドが得意な経験者の場合、SNSを使用して手芸についての知識や情報を発進することで、「手芸やハンドメイドに興味がある」という方々から共感を得ることでブランド化することができます。
SNSで共感を集めたら、ブログへ誘導してより詳しい説明や自己紹介をすることで、自分のファンを多く獲得することが重要です。
「商品」づくり
起業するにあたって「何を売ればいいの」と悩む方も多いですが、問屋から仕入れて販売する必要なく、自分が得意なスキルや経験が「商品」となります。
例えば、ハンドメイドが得意であれば「ハンドメイドの相談」「ハンドメイド商品を販売」ができて、話すのが得意であれば「海外の人向けの日本語教室」「愚痴聞き」など、得意なことが「商品」となります。
困っている人に対して、自分のスキルや経験を活かせることが「商品」であり、他人より少し得意な事が商品となります。
「顧客」づくり
顧客づくりとは「営業」のことで、営業は強引な押し売りというイメージがありますが、塩分と同じ様に控えめでなければなりません。
例えば、石器時代に火起こし出来ない人をターゲットにして「火起こしで困ったらいつでも声かけてね」と予め伝えておくことで、いざ火起こしが必要な場面に直面した際に連絡してくれます。
火起こしのコツを教えた対価として、釣り上げた魚を2、3匹いただくことができれば、立派なビジネスとなります。
現代に置き換えても、「ハンドメイドで困ったら連絡ください」とメルマガや公式ラインで通知することで、いざという時に連絡がもらえて売上に繋がります。
まとめ
主婦の起業に対する5つの誤解と、起業に必要な「集客」「商品」「顧客」の3つを作ることができれば、思っているよりも簡単に起業することができます。
まずは、「ハンドメイドが趣味」や「話すのが得意」といった様に、自分のスキルや経験を商品化して、困っている人を助けることがビジネスの根本です。
商品を販売するというよりも、一緒に寄り添いながら悩みを解決することが重要になります。
当本を読んで、自分が持つ「起業の種」を開花させ、豊かな生活を築き上げてみてください。

最後までご覧いただき感謝です!
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