どうも!研修期間でお馴染みの群馬俊貴です。
今回のテーマは「落語家の見習い期間は研修期間と一緒」です!
落語家を目指している皆さんは、落語家へ弟子入りに対して躊躇してしまったり、弟子入り志願する決断が出来ない方は少なからずいらっしゃると思います。
落語家の見習い期間は一般企業で例えると職業体験と一緒です。
そのため、入門したからといって辞められない訳でもありませんし、敷居は低く考えてしまっても問題ありません。
では、落語家の見習い期間は一般企業の職業体験と一緒な訳を、私が落語家見習い弟子として体験したエピソードとともに説明していきます。
落語家の見習い期間は職業体験
落語家の見習い期間は一般企業でいうところのインターンシップ、すなわち職業体験です。
落語家への道を目指して、一大決心をした上で弟子入り志願するイメージも持たれる方が多くいらっしゃると思いますが、実はそんなに大それたことではありません。
落語家の見習い期間は、職業体験と同じで基本的に給料はいただけません。
師匠の芸を間近で勉強して無償で技術を学ぶという形式なために、双方ともに金銭面での関わりは一切ありません。
つまり、落語家の見習い期間は一般企業の職業体験と何も変わらないと考えます。
師匠宅の家事や雑用が対価
まず、落語家の見習い弟子という立場は、芸事を無償で教えていただく代わりに師匠宅の家事や雑用を行います。
そのため、師匠宅の家事や雑用を行っている時点で、授業料としての対価を支払っているも同然です。
授業料と同等の対価を支払っているため、見習い期間中は「弟子」というよりも「研修生」の様な心構えで気軽に参加しましょう。職業体験は気軽に参加できて仕事内容や環境を知る上でとても重要です。落語の世界でも職業体験は重要な判断材料になりますので、気軽に弟子入り志願しましょう。
そもそも、落語の世界を体験しないことには一生続けていられるのか分かりませんし、なにより落語家として一人前になるまでの期間は基本的に4年〜5年間で、前座の間は師匠宅の家事や雑用をしなければなりません。
4年〜5年もの間、無給で対価を支払いながら学ぶことに耐えられるかどうか判断するためにも、見習い期間を職業体験として参加することが重要です。
気軽に辞めても問題ない
職業体験である以上、見習い期間が終了すれば辞めてしまっても問題はありません。
しかし、落語家の弟子というのは面倒なもので、見習い期間が終われば前座として寄席へ通わなければなりません。
そのため、落語家の世界を理解した上で自分には合っていないと感じた場合は、自分のタイミングで師匠へ辞めることを伝えなければなりません。
もしも、見習い期間という職業体験で自分には合っていないと判断出来たならば、出来るだけ早い段階で諦めることが大切で、落語の世界で学んだことを武器にして直ぐに次の目標へと歩み始めましょう!
あくまでも職業体験である
一番大切な心構えは、落語家の見習い期間は職業体験であると本気で意識して、気軽に弟子入り志願する事です。
落語家へ弟子入りは中途半端な心構えではいけないと思ってしまいがちですが、時代は移り変わります。
昔は、入門したら辞めてはいけないルールでも問題は無いように思えますが、落語も伝統芸能ですので演者になりたい志願者がいなければ消滅しかねません。古き良き日本の伝統芸能を存続させるためにも、気軽に参加出来て気軽に辞めることが出来る環境にしなければ、若い世代にとって敷居が高く感じてしまうため落語家が減少してしまいます。
伝統芸能も、時代の変化に合わせて変わるべきであり、研修期間である職業体験の制度を正式に設けても良いかと思います。
しかし、現状はそうもいかないため、自分で判断して潮時を探す必要があります。
正式な職業体験が無いわけですから、堂々と職業体験をするつもりで弟子入り志願することが重要で、最初から辞めることも視野に入れて行動しましょう。
まとめ
落語家の見習い期間は、一般企業でいう職業体験と同等です。
師匠から芸事を教えていただく代わりに、師匠宅の家事や雑用を行うことで対価として授業料を支払っているため、「弟子」というよりも「研修生」という立ち位置を意識しましょう。
職業体験とは、職場の仕事内容や環境が自分に合っているかどうか判断するために行うものであるため、気軽に参加することが出来るのもメリットの1つです。
落語の世界も一緒で、弟子入り志願となると中途半端な心構えではいけないイメージがありますが、失敗を前提に気軽に弟子入り志願することが重要です。
落語の世界を短い期間で辞めた時、周りから悪い評価をされることもあるかもしれませんが、大切なのは自分の人生にとって最善な行動を尽くすことであり、周りの評価の価値は全くありません。
落語家を目指していたり少しでも興味があるのであれば、気軽に弟子入り志願して落語の世界を体験してみましょう。
日本の伝統芸能である落語の世界を体験することは、今後の人生にとってマイナスに作用することはありません。
皆さんも気軽に弟子入り志願して、日本の古き良き伝統芸能である落語の世界を体験しましょう!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
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